実験No.3
パイロット・フィッシュ無しでCRS水槽立ち上げ
新規セット水槽へCRS導入まで
(2004年6月)
![]() | ![]() |
この実験は、今までの嫌気ろ過の実験ではありません。 通常水槽を立ち上げる時は、パイロットフィッシュ(本命の魚でなく丈夫な魚)を水槽に入れ、硝化バクテリアの発生・増殖を促し水質を安定させる方法が多いと思いますが、飼いたくもない魚を飼ってそのまま飼う方もいれば、後はどうしようと悩む方も多い事と思います。 その為、以前から私が行なっていた事ですが、セット直後から少量の飼育魚用の餌を水槽に入れ、少しでも硝化バクテリアを早く増やそうと思って行なってきましたが、完全にパイロットフィッシュなしで、目的の飼育魚を飼えるようになるか実験してみる事にします。 パイロット・フィッシュを入れなくても、古くからある手法としては、底砂の中に☆になった金魚を入れておく等ありますが、要はバクテリアの餌となる物があればいいという事です。 そこでちょうど知人から、水質・水温・溶存酸素量等に敏感なエビのクリスタル・レッド・シュリンプ(CRS)を頂いたので、このCRSを目的の飼育魚(魚ではありませんエビですが)とし、水槽を立ち上げていきます。 パイロット・フィッシュ無しでCRS水槽立ち上げにおけるメリット ○飼いたくもない魚を飼わなくてもよい。 ○パイロット・フィッシュといえども、☆になる事もあります。犠牲のリスクを減少。 ○危険時期(アンモニア・亜硝酸の多い時期)に、水換えをしなくてもよい。 ○☆になった金魚と比べれば、病気の心配が少ない。 ○実際に飼おうと思っている飼育魚の餌でバクテリアを増やすので、バクテリアの餌となる物が元は同じ物である。 パイロット・フィッシュ無しでCRS水槽立ち上げにおけるデメリット ○飼育魚がいないので、殺風景でさみしい。 ○亜硝酸の検査薬が必要。 その他のメリット・デメリットもあるかもしれませんが、その時は書き足していきます。 |
6月6日 (日) |
早速、以前使用していた第7水槽をきれいに洗って立ち上げる事にします。 まず、底面濾過45cm用をセットし、川砂を敷き、水を入れ、エアーポンプを作動させ、流木を入れ、照明をリフトアップさせ点灯、パワー○ウダー(バクテリアの素)を規定量添加し(本当は、バクテリアの素を使用したくなかったのですが、そろそろ暑い夏がやって来るので、第4・5水槽の様に高い位置にあり、少水量の水槽では高水温になる恐れがあるので、早く立ち上げたい為やむなく使用)、セット完了。 |
第7水槽(クリスタル・レッド・シュリンプ水槽) | |
水槽 | 45cm水槽 45cmx30cmx30cm 35リットル水槽 |
濾過装置 | 底面式濾過器 45cm用x1 スポンジ・フィルター(ダブル)硝化バクテリアも増えるでしょうが、主に浮遊しているごみとり用に設置します。(エアーポンプが足らないので、後日設置予定) |
底砂 | 川砂(1〜2mm程度で少し貝殻が混じっている) 6kg |
照明 | 20wx2を他の水槽と共用(ライトリフトアップ) 1日8時間点灯 |
水 | 6日間エアレーションした水 使用の水道水は、トルマリンセラミック活水器「アクアリバイブ」ICK-102を通した水 |
酸素供給 | エアーストーン(夏場の酸素不足解消と硝化バクテリアは酸素を必要とする為より多くの酸素の供給) |
水草 | ウイローモス・ミクロソリウムを予定 |
添加物 | パワー○ウダー(バクテリアの素) (肥料・二酸化炭素なし) 餌 CRSを導入するまで継続添加 : コリドラス用タブレット2日に1回1個・プレコ用タブレット2日に1回1個・冷凍赤虫毎日10匹程度・冷凍ミジンコ毎日30〜50匹程度・カラシン用の顆粒状の餌毎日50粒程度。 |
アクセサリー | 流木 |
水質・水温 | PH7.4、亜硝酸0.3mg/g未満、硝酸塩0mg/g、 総硬度(GH)3、水温25℃ |
6月7日 (月) | 第7水槽PH7.4、水温26℃。 |
6月8日 (火) | 第7水槽PH7.4、亜硝酸0.3mg/g未満。 第4水槽のCRSが、3尾☆になっていた。水合わせが悪かったような気もしますが、第5水槽が1尾も☆になっていないところをみると、丸洗いが悪かったような気もします。 |
6月13日 (日) |
水槽セット後1週間で、亜硝酸が増え始めました。 エアーポンプを購入して来ましたので、スポンジフィルターを取り付け、作動させました。 エアレーションも行ない酸素を水の中に十分に溶け込ませます。(硝化バクテリアは好気性の為、酸素を必要とします) パワー○ウダー(バクテリアの素)を規定量添加しました。 |
6月14日 (月) |
セット時に入れていた流木に、ミクロソリウムを茶色い木綿糸で結びつけ活着させます。第2水槽のウイローモス付き流木の小さい方を導入しました。これでは、ちょっと寂しいので、第1水槽で浮き草になっていたアメリカン・スプライトを向かって左に植え、左奥のスポンジフィルターがあまり見えないようにしました。 濁りはかなり取れましたが、水の色がやや黄色っぽくなって来ました。これは、流木のアクの色が出て来たものと思われます。 |
6月15日 (火) | 第7水槽PH7.3、亜硝酸1.0mg/g、GH3。 毎日実際にCRSに与える予定の量より多めに餌を投入しているので、亜硝酸がどんどん上昇しています。硝化バクテリアが、活発に増殖している証拠です。 PHを下げる為、以前実験室で使用していたブラックピートを2袋入れてみました。1回使用したものなので、効果はあまり期待しない事にします。 |
6月17日 (木) | 第7水槽PH7.3、亜硝酸2.0mg/g。 ブラックピートを入れた為、水の色はかなり黄色くなりましたが、PHは下がってくれません。 亜硝酸が増え、水の透明度が増してきました。 |
6月20日 (日) |
生体が入っていてこれだけ亜硝酸が増えると、かなり☆になってしまうので、もっと亜硝酸が少ない時点で水換えしなければなりませんが、生体が入っていないので、このまま水換えなしで亜硝酸が下がるのを待ちます。 ウイローモスが少ないので、水槽の前景に丸めて沈めました。 |
6月23日 (水) | 第7水槽PH7.2、亜硝酸0.8mg/g、水温27℃。 毎日CRSの餌となる物(現在はバクテリアの餌)を投入していますが、冷凍赤虫や冷凍ミジンコ・カラシン用の顆粒状の餌はきれいになくなりますが、コリドラス用タブレットやプレコ用タブレットは、ふやけたまま残っていますので、分解を早くする為インフゾリアの素を規定量添加しました。 亜硝酸は、あと1〜2日程度で無くなるでしょう。 |
6月24日 (木) |
硝酸塩も発生し、亜硝酸が後一歩というところでしょうか。 流木とブラックピートを入れている為、水の色がブラックウォーターを入れたような色になっています。 ブラックピートのPH降下はこれ以上期待せず、色が付くので2袋共取り出し、色抜きの為活性炭を2袋入れておきます。 |
6月26日 (土) |
亜硝酸が0.3mg/g未満(ほぼ0)になったので、CRSを第7水槽へ導入したいと思いますが、全滅回避の為第4水槽(PH6.6、水温26℃)のCRSのみ第7水槽へ移動させる事にします。第4水槽は、そのままミナミヌマエビ水槽に戻りました。 知人のところから第4・5水槽への導入時に、いつもの手抜き水合わせをしたので、3尾☆になった可能性もあるので、今回の移動には2時間かけて水合わせをしました。水合わせの時に数えてみると、14尾のCRSを確認しました。 水合わせ中にCRSの色が、赤いものも数尾いるのですが、茶色くなってしまいました。早く第7水槽に慣れて元の色になり、早く繁殖してもらいたいものです。ただこの時期は暑いので、繁殖はまずないと思います。 とりあえず無事にこの夏を乗り切ってもらいたいものです。 今のところこの第7水槽は28℃を超えていませんが、万全を尽くし冷却ファンを取り付け、蛍光灯に連動するようセットしました。 活性炭のお蔭で、水の色も無色に近くなってきました。 これでとりあえず、CRSの導入まで行ないました。この後どうなるか今後も掲載していきます。 |