実験室 熱帯魚,アクアリウム通性嫌気性ろ過,,比較飼育

実験室No.1 日記(2002年2月)

2月2日(土)
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.4、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩50mg/リットル。
第7水槽(一般式)PH7.2、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩55mg/リットル。

 

先週に引き続き硝酸塩が高い。
飼育魚をアルビノ・コリドラス10尾からコリドラスの成魚4〜5尾に入れ替えたり、ラミィノーズ・テトラを入れたりと、以前に比べ餌の量が増えているのと、水換え時使用の水に、アク○セイフやバイタル等を添加したせいなのか、今のところよくわからないが、以前に比べ硝酸塩の増加が早くなっているので、今後は餌の量を減らす事と、水換え用の水に色々なものを添加しないように注意していこうと思います。
両水槽共9リットルの水換え。底砂をつつきながら水換えした訳であるが、第8水槽は、砂をつついてもあまり汚れが巻き上がらないのに対し、第7水槽は、かなり汚れが舞い上がる。
第8水槽は、砂の中の汚れまでかなり分解している事がわかった。
第7水槽にPSBを5cc添加。第8水槽に嫌気性還元バクテリアを3cc投与し、インフゾリアの素を薄く撒き散らした。両水槽共アメリカン・スプライトが、伸びたり子株が多くなったので、トリミングし第2水槽へ。
エバー式に、また小さい浮き草が増えてきたので、ごみとりで大部分除去しました。
昨日孵化したCo.デュプリカレウス
[昨日孵化したCo.デュプリカレウス]

 

 

 

2月3日(日) 
最近、硝酸塩があまり下がらないので、色々調べてみたところ、アク○セイフやテ○ラバイタル等を添加すると、総硬度が下がるそうで、とりあえず測ってみると、GH1のようである。
総硬度が低すぎると還元バクテリアの働きを妨害するそうなのです。
その上、コリドラスはバイタルを嫌うそうなので実験水槽では、セイフやバイタルを使用しないことにする。
水道水自体GH1〜2程度です。
それと、コリドラスの繁殖に向けての水槽には他魚は厳禁で、他魚の存在を気にして産んだとしても夜しか産まないそうで、そのまま気付かなければ、他魚に食べられてしまう事が多いそうなので、両水槽のラミィノーズ・テトラ計6尾を第1・第2水槽に、各3尾ずつ移動した。
ミナミヌマエビも網ですくえるだけすくい、第2水槽へ移動した。Co.ステルバイの繁殖には、水温25℃〜26℃が良いそうなので、今まで24℃にしていましたが、25℃に変更しました。

 

 

 

2月5日(火) 
第8水槽にインフゾリアの素を薄く撒き散らした。Co.ステルバイも、早く産卵してくれないかな〜。

 

 

 

2月8日(金)
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.6、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩30mg/リットル。
第7水槽(一般式)PH7.5、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩30mg/リットル。

 

餌を少し減らした分、硝酸塩はあまり上がっていないようです。総硬度を上げる方法を調べてみたところ、荒塩を入れると良いそうです。
それもマグネシウムの多い海洋深層水の塩が、100g中に1000mg含まれているそうで、お勧めらしいです。
手に入らなければ、赤穂の天塩が、100g中に550mg含まれているそうです。
60cm標準水槽では、大さじ1杯を飼育水で溶かして入れ、総硬度を測り、少なければもう一杯とか、半分とか調整して投入し、目的の総硬度になっているか測ります。
その程度の量であれば、私のところの生体や水草には影響しないらしいです。
塩の投入は、海洋深層水の塩が手に入り次第やってみるつもりです。
総硬度の低い水で、水槽の立ち上げを行う場合、もちろんこの第8水槽(嫌気ろ過)でのお話ですが、必要量の荒塩を投入し総硬度を4〜5にしてから、立ち上げると良いらしいです。

 

 

 

2月12日(火) 
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.5、第7水槽(一般式)PH7.4
総硬度があまりにも低すぎるため、専門店に相談したところ、ある一時期生産された総硬度のテスト薬は、信頼性にかけるという話になり、新しいものを取り寄せてもらった。
今回のものは、結構信頼できるらしい。
今まで使用していた試薬(本当ならここで試薬名やロットナンバーを紹介したいところだが、本ホームページは他人のあら捜しをするページではなく前向きに進んでいきますので、紹介しませんがご了承ください。)だと、飼育水に一滴入れるだけで、緑色になっていたのが、今回の試薬でテストするとエバー式の総硬度は3になっている。
まあこれが正解でしょうね。
それにしても低いので、海洋深層水の塩が届くのを待つ事にする。

 

 

 

2月13日(水) 
第8水槽のCo.ステルバイが、いつのまにか産卵している。気が付いたのが遅く、8個の卵を回収し孵化水槽の壁面に貼り付けようとしたが、時間が経ちすぎているせいで、全然貼り付けられないので底面に落下した。
その上白っぽいので無精卵かもしれない。
朝から第7水槽にいるCo.デュプリカレウスが、そわそわしているので見ていると、繁殖行動・・・とにかく一回のTポジションで1個ずつ産卵して、25個回収し孵化水槽の壁面に貼り付けた。
この水槽の中には、2月1日孵化した2尾のCo.デュプリカレウスの稚魚がいるので、何とか孵化して一緒に育てたいものである。
この水槽では、数尾残っていたミナミヌマエビの稚エビが数十尾生まれた。抱卵していたエビが残っていたのだろう。
小さくてかわいいのだが、Co.デュプリカレウスの産卵の邪魔だけはしないでね !!

 

 

 

2月15日(金) 
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.3、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩45mg/リットル、GH3
第7水槽(一般式)PH7.2、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩45mg/リットル、GH6
水道水PH7、GH3

 

水道水の総硬度が3で、第8水槽が3、第7水槽が6という事は、私が思うに大磯砂を使用しているため貝殻や珊瑚のかけらなどが入っているので、当然総硬度の単位であるGHは上昇する。
嫌気性還元バクテリアが硬度の素となるカルシウムやマグネシウム等と硝酸塩を餌?にして増殖していたのに、ペーハーが高いためにブラックピート入れたため、ペーハーは下がったが硬度も一緒に下げたため、嫌気性還元バクテリアの餌が減りバクテリアの増殖がスピードダウンし、硝酸塩を窒素に変換する力が弱くなったものと思われる。
第7水槽の総硬度が6と高いのは、ブラックピートを取り出して時間が経つので大磯砂に含まれる貝殻や珊瑚のかけらが溶け出して、総硬度が上昇し嫌気性還元バクテリアがいないために水道水やエバー式より高くなっているものと思われる。
その上、Co.ステルバイは、大食漢なためついつい餌が多くなってしまう。
それに比べCo.デュプリカレウスは、目の前に餌を落としてもなかなか食べないので、与える量が少なくなってしまうので、第8水槽の方が硝酸塩が増えて当たり前なのだが、第7水槽と同程度に抑えているなら、増殖がスピードダウンしているとしても、多少なりとも脱窒が出来ているものと思われる。

 

 

 

2月22日(土)
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.1、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩55mg/リットル、GH4。
第7水槽(一般式)PH7.0、亜硝酸0.1mg/リットル、硝酸塩55mg/リットル、GH6両水槽共、硝酸塩が上昇しているが、第8水槽については先週より総硬度が1上昇している。
やっと海洋深層水の塩が届いたが、成分表には100gあたりのマグネシウムは、580mgになっている。海洋深層水の塩といっても色々あるのだなと勉強になりました。この程度なら良いと思うので、第8水槽に大さじ1/2を汲み置き水で溶かし投入後、嫌気性還元バクテリアを3cc投入し、水換えをせず様子を見ることにする。
第7水槽、9リットルの水換え。
コリドラスの場合、45cm水槽を2本並べているのなら20W型蛍光灯1本がよいという事なので、1灯式に変更した。
第8水槽に塩投入後約12時間後に測定すると、PH7.2、GH5になっていた。
蛍光灯を1灯にした
[蛍光灯を1灯にした]

 

 

 

2月25日(月) 
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.1、GH6
第7水槽(一般式)PH7.2、GH5
第8水槽にインフゾリアの素を薄く撒き散らした。
ペーハーと総硬度が逆転している。総硬度をもう少し上げてもいいかもしれないので、海洋深層水の塩を大さじ1/2飼育水で溶かし投入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

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