実験室 熱帯魚,アクアリウム通性嫌気性ろ過,,比較飼育

実験室No.1 日記(5月まとめ)

5月3日(金) 
第7(一般式)・第8(嫌気ろ過)水槽は、4月30日に風水の先生から、水槽や机・ソファー等の置いている場所が悪いとの指摘があり、またまたラックごと移動する事と相成りました。
移動前に、各9リットルの水を抜き捨てる。
もう9リットルずつをバケツに取り、移動後に水槽へ戻すという方法で、他の水槽も全部移動し大変だった。
そういう大変な時だったので、水質検査は出来ませんでした。

 

 

 

5月5日(日) 
先日からの水槽や机・パソコンデスク・ソファー等の配置換えなどで、バタバタしていましたが、やっと完了しました。
第8水槽にインフゾリアの素を薄く撒き散らした。
第8水槽のCo.ステルバイは、ほとんど水槽の前面の方に出てきていて、餌を与えるとすぐに食べるのだが、一般式のCo.デュプリカレウスは、移動後ほとんど水草の後ろに隠れてしまい、前にもまして水槽の前面に出てこなくなり、餌を与えてもなかなか食べに来ないため、エビが餌に群がっている。
ほっとけばそのうち餌のあるところに出てきて食べるのではあるが、ステルバイ等のようにガッツクという感じではない。

 

 

 

5月11日(土)
第8水槽(嫌気ろ過)PH7.2、
亜硝酸0.1mg/リットル、
硝酸塩40mg/リットル、GH6。
第7水槽(一般式)PH7.1、
亜硝酸0.1mg/リットル、
硝酸塩50mg/リットル、GH7。

 

水換えはしない。
上の右が第8水槽・下の左が第7水槽
[上の右が第8水槽・下の左が第7水槽]
第7水槽(一般式)
[第7水槽(一般式)]
第8水槽(嫌気ろ過)
[第8水槽(嫌気ろ過)]

 

 

 

実験室No.1 底面濾過による脱窒実験・まとめ

 

ここまで色々有りましたが、嫌気ろ過及び一般式の底面濾過による、硝化作用と脱窒実験日記を終了致しますが、報告するような事があれば、飼育日記の中に追記します。

 

◎この実験による私見・まとめは、次の通りです。

A. インフゾリアの素について

インフゾリアの素を入れる事により、有機物の早期分解。
水換えのときなどに良く分かります。
一般式ですと、底砂を突付きながら水換えをすると、こげ茶っぽい色のヘドロのような物が、かなり吸い上げられバケツの中に溜まりますが、第8水槽(嫌気ろ過)ですと、1ヶ月程度の間隔で水換えをすると、少量しか吸い上げられません。
これは、有機物をかなり速いスピード(バクテリアなどに比べ)で、分解しているからだと思います。

 

B. 硝化作用について

私が今まで、嫌気性還元バクテリアを○○cc投与とか書いてきたのは、この中には好気性・嫌気性の有効細菌から、80種類以上を厳選し長期培養した菌体に、特殊酵素を加えた自然環境型バクテリアなのだそうです。
このバクテリアを入れての硝化作用ですが、立ち上げ数日後に飼育魚を入れ、その後一時期亜硝酸は、上昇したものの一旦下がってからは、上昇したことはありませんでした。
一気に飼育魚を増やす等をすれば、上昇するのだと思いますが、水質が安定してからそのような事はしていないので、なんともいえません。
ということで、硝化作用は十分出来ていると思います。
(通常の場合、一気に飼育魚を増やすと急激に有機物が増え、その後アンモニアが上昇し、その後アンモニア硝化菌が増えると、今度は亜硝酸が上昇し、亜硝酸硝化菌が増えると、硝酸塩が上昇します)

 

C. 脱窒について

硝酸塩は、最初の1ヶ月程は、徐々に増えていくが、その後減少し安定。
1回目の換水は、立ち上げ後約70日後・飼育魚導入後約55日後に、8リットル。
ただし、その少し前からヒ○リキ○ットを与えたため、硝酸塩が急上昇し脱窒が追いつかなかったと思われる(確証は無い)。
その後、徐々にではあるが硝酸塩は増えるものと思われる。
月に一度くらいの換水は必要と思われる。

 

D. 結論(私見です)

第8水槽(嫌気ろ過)は、硝化作用 : OK。
苔 : 初期に茶苔が、少し生えた程度。黒ヒゲは、もともと水草に生えた物を入れていたが、それを引き抜いた後、一切生えていない。
脱窒(硝酸塩を窒素に換え空気中に放出・又は底砂の中に残り、水草の栄養となる): 他の方法で、出来るのを待つよりは、この方法でその環境を早く作ってしまい、楽をしたいものです。
10月5日水槽セット以来、4月29日の水槽移動までの水換え(底砂を突付きながら汚れを吸出し水換えする事)・換水(底砂は触らず上の水を交換する)回数
第8水槽(嫌気ろ過)
水換え9リットル=3回・換水8リットル=2回
第7水槽(一般式)
水換え8リットル=3回・水換え9リットル=6回・換水9リットル=1回
水換えの手間があまりいらず、楽になるという事が分かりましたが、とにかくペーハー・亜硝酸・硝酸塩・総硬度等データを取るのと、日記をつけるのが手間がかかりました。
総硬度が、低すぎても嫌気性還元バクテリアの働きが悪くなるという事です。
(5〜8くらいが良いようです)

 

早い時期のPHの上昇やしばらく経ってからの総硬度(GH)の上昇は、大磯砂に混じっている貝殻や珊瑚が溶ける事によるものだと知らずに、あれこれ色々入れてみたりしたので、ちゃんとした実験になりませんでした。

 

これで、嫌気ろ過及び一般式の底面濾過による、硝化作用と脱窒実験日記を終了致しますが、これで実験室が終わるかと思ったら大間違いで、60x45x45(60cmワイド水槽)を第6水槽とし(今までの第6水槽は、甥にやってしまったため、この水槽を第6水槽とします)、嫌気ろ過+アルファ(今まで学んできた事)で、近日中に立ち上げ予定です。
その名も・・・というほどでもないが、
「底面濾過による脱窒実験PARTU」(水換えをもっと減らす)
・・・・・・なんか1つ目の名前に「PARTU」とか「もっと」をつけただけじゃないか、とお思いでしょうが、実際そうなのだからしょうがないと思って我慢してやって下さい。
このコーナーは、楽な気持ちでやっていこうと思いますので、今後共よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

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