実験室 熱帯魚,アクアリウム通性嫌気性ろ過,比較飼育

実験室No.1 底面濾過方式による硝化作用と脱窒実験(前書き・序章)

熱帯魚関連でいろいろ検索しているうちに、嫌気ろ過について記述してあるサイトを見つけた。
[1]自然界の水質再生を元に、水槽内の飼育環境を考えている。
[2]ろ過にあまりお金がかからない。
[3]水換え回数を減らす事が出来るので、飼い主が楽になる。
大きい特徴は、こんなところですかねー。
方法はというと、インフゾリアの素で有機物をすばやく分解し、硝化バクテリアにより、アンモニア→亜硝酸→硝酸塩へと分解し、魚や水草に良く、その上嫌気性還元バクテリアにより、硝酸塩を分解し水換え回数を減らそうという方法なのです。
これはおもしろい、確かに水換えが楽しい人は、少ないと思う。けっこう重労働である。
その回数をぐっと減らせるならそれにこした事は無い。
そんな良いことがあるのなら、やってみようという事にしました。

 

 

 

・序章
9月1日(土)
「嫌気ろ過」に必要な、インフゾリアの素と嫌気性還元バクテリア、大磯砂(細目)10kg等の飼育用品や、Co.ステルバイ2尾を通販で注文。

 

 

 

9月6日(木)
実験用水槽として45cmx30cmx30cm水槽2本とガラス蓋2枚、45cm水槽用底面フィルター2セット、5000cc/分のエアーポンプ、エアーチューブ、逆止弁、一般的方式用大磯砂中目10kg等を購入。

 

 

 

9月8日(土)
先日注文していた飼育用品やCo.ステルバイが、宅配便で予定通り届いた。Co.ステルバイは、発送後約一日経つのに元気である。だだ小さいほうの個体のエラのすぐ後ろに、ステルバイの模様である白っぽいスポットが、あきらかに他のスポットより白いものがあります。これは、模様なのか?それとも白点病なのか?ということで、即トリートメント水槽へ入れとりあえず様子を見る。

 

 

 

9月12日(水)
先日のCo.ステルバイの白っぽいスポットが治らないので、購入先に質問したところ、以下の答えが返ってきました。
・出荷時に病気の固体を送ることはありません。
・もしかしたら、多少のスレによって表皮の一部分が白く固まった部分があったのかもしれませんが、病気ではありません。(安心を...)
・120cm混泳水槽に泳いでいた個体です。 ・病気のことなんですが、少し気になったので書き留めておきます。
1、白点病の原因である白点虫は、全ての水槽内に存在するので『白点病だ』と思って慌てて対処しようと薬を安易に使用することによって、簡単に殺すハメに...。
2、よく本などに記載されている水温を上げて...と言うのも全てウソです。
3 、エサを食べているような個体に薬を使用すると多くのコリドラスが体調を崩して死にやすくなります。

 

即日お答えをいただき、ありがとうございます。それで安心して、早速第1水槽へ移しました。結果的には、半月もしないうちに、きれいに治ったのです。 お騒がせしました。

 

 

 

9月14日(金)
新規立ち上げ水槽について
・新しく水槽をセットする時の唯一の注意点は、水槽のTOP水温です。
・濾過バクテリアのことを考えた場合、TOP水温が25℃を目安にした方が良い。
・あとは、底砂の量(粒子サイズ)で飼育水が左右されるくらいでしょうか。
現在の水温は27℃なので、気温の下がる10月まで待とうという事にしました。

 

 

 

10月3日(水)
第1水槽・第2水槽へ向かって右の台の上に第7水槽(一般式)第8水槽(嫌気ろ過)を設置。 底面ろ過フィルター・エアーポンプを取り付け、砂を洗い、一般式に大磯砂(中目)を5cm厚に敷き、嫌気ろ過に大磯砂(細目)を7cm厚に敷いた。うーん疲れた、時間も無い。
で・・・明後日にでも、水を張りセット完了といきますか。

 

 

 

10月5日(金)
いよいよ、第8水槽(嫌気ろ過)と第7水槽(一般式)の実験水槽セット。
第8水槽には、嫌気性還元バクテリア6ccを投与、インフゾリアの素を水面に薄く撒く。細かい砂のためか、水がかなり白く濁っている。 一般式の方は、ほとんど水が濁っていない。両水槽共半日経っても、白濁りはほとんど変化なし。
第7・第8水槽セット中
(第7・第8水槽セット中)
右が第7、左が第8水槽セット後半日
(右が第7、左が第8水槽セット後半日)

 

 

 

水槽セット時の水槽データ

第7水槽一般式

第8水槽嫌気ろ過

水槽 45cmx30cmx30cm 35リットル水槽 45cmx30cmx30cm 35リットル水槽
ろ過装置 底面式フィルター 45cm用 底面式フィルター 45cm用
底砂 大磯砂 中目 8kg 5cm厚 大磯砂 細目 11kg 7cm厚

水の半分は、ピートモスを入れ2日間エアレーションし、
残り半分は、水道水に塩素中和剤で塩素中和したもの。

水の半分は、ピートモスを入れ2日間エアレーションし、
残り半分は、水道水に塩素中和剤で塩素中和したもの。

添加物

たまに PSB:メーカー指定量
アクアセ○フ:メーカー指定量
今後何を使うかは、今のところわからない。

インフゾリアの素(単細胞動物性微生物群):少々
嫌気性還元バクテリア:6cc
アクアセ○フ:メーカー指定量
今後何を使うかは、今のところわからない

PH 7.3 7.3

フィルター用
エアー

5000cc/分のポンプ二分割 5000cc/分のポンプ二分割
照明 60cm用18Wx2灯を第8と共用 9時間点灯 60cm用18Wx2灯を第7と共用 9時間点灯
水温 24℃ 24℃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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